Microsoft Excelには、一般的な四則演算だけでなく、複雑な計算やデータ処理を行うための関数がたくさん用意されており、関数をうまく使いこなせば計算やデータ処理を効率よく行うことができます。
そこでここでは、Microsoft Excel(Microsoft365版)で利用できる関数の一覧を紹介します。
なお、買い切り版のExcel 2016や2019もほとんど同じ関数が利用できるので、参考にしてみてください。

Excel(エクセル)で利用できる演算子一覧
ここでは、Microsoft Excel(エクセル)で利用できる演算子の一覧を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 2004 |
Microsoft Excel for Microsoft 365 | 16.0.13127.20402 |
文字列操作
※よく利用する関数は太字で表示しています。
関数 | 説明 |
---|---|
ASC | 全角の英数カナ文字(2バイト)を、半角の英数カナ文字(1バイト)に変換します。 |
BAHTTEXT | 数値を文字列(baht)に変換します。 |
CHAR | 使っているコンピューターの文字セットから、そのコード番号に対応する文字を返します。 |
CLEAN | 印刷できない文字を文字列から削除します。 |
CODE | 文字列の先頭文字を表す数値コードを返します。 |
CONCAT | テキスト文字列の一覧または範囲を連結します。 |
DOLLAR | 数値を四捨五入し、$記号を付けた文字列に変換します。 |
EXACT | 2つの文字列を比較し、同じものであればTRUE、異なればFALSEを返します。EXACT関数では、英字の大文字と小文字は区別されます。 |
FIND | 文字列が他の文字列内で最初に現れる位置を検索します。大文字と小文字は区別されます。 |
FINDB | 文字列が他の文字列内で最初に現れる位置を検索します。大文字と小文字は区別されます。半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとなります。 |
FIXED | 数値を指定された小数点で四捨五入し、カンマ(,)を使って、または使わずに書式設定した文字列に変換します。 |
JIS | 半角の英数カナ文字(1バイト)を、全角の英数カナ文字(2バイト)に変換します。 |
LEFT | 文字列の先頭から指定された数の文字を返します。 |
LEFTB | 文字列の先頭から指定された数の文字を返します。半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとなります。 |
LEN | 文字列の長さ(文字数)を返します。半角と全角の区別なく、1文字を1として処理します。 |
LENB | 指定した文字列の文字数を返します。半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとなります。 |
LOWER | 文字列に含まれる英字をすべて小文字に変換します。 |
MID | 文字列の指定された位置から、指定された数の文字を返します。半角と全角の区別なく、1文字を1として処理します。 |
MIDB | 文字列の任意の位置から指定されたバイト数の文字を返します。半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとなります。 |
NUMBERVALUE | 文字列をロケールに依存しない方法で数値に変換します。 |
PROPER | 文字列中の各単語の先頭文字を大文字に変換した結果を返します。 |
REPLACE | 文字列中の指定した位置の文字列を置き換えた結果を返します。半角と全角の区別なく、1文字を1として処理します。 |
REPLACEB | 文字列中の指定された文字数の文字を別の文字に置き換えます。半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとなります。 |
REPT | 文字列を指定された回数だけ繰り返して表示します。この関数を使用して、セル幅全体に文字列を表示することができます。 |
RIGHT | 文字列の末尾から指定された文字数の文字を返します。 |
RIGHTB | 文字列の末尾から指定された文字数の文字を返します。半角文字は1バイト、全角文字は2バイトとなります。 |
SEARCH | 文字列が最初に現れる位置の文字番号を返します。大文字、小文字は区別されません。 |
SEARCHB | 指定した文字の位置を返します。大文字、小文字は区別されません。1バイトを1文字として文字列を検索します。 |
SUBSTITUTE | 文字列中の指定した文字を新しい文字で置き換えます。 |
T | 値が文字列を参照する場合はその文字列を返し、文字列以外のデータを参照する場合は、空文字列(“”)を返します。 |
TEXT | 数値に指定した書式を設定し、文字列に変換した結果を返します。 |
TEXTJOIN | 区切り文字を使用してテキスト文字列の一覧または範囲を連結します。 |
TRIM | 単語間のスペースを1つずつ残して、不要なスペースをすべて削除します。 |
UNICHAR | 指定された数値により参照されるUnicode文字を返します。 |
UNICODE | 文字列の最初の文字に対応する番号(コードポイント)を返します。 |
UPPER | 文字列に含まれる英字をすべて大文字に変換します。 |
VALUE | 文字列として入力されている数字を数値に変換します。 |
YEN | 数値を四捨五入し、通貨書式を設定した文字列に変換します。 |
日付/時刻
関数 | 説明 |
---|---|
DATE | 指定した日付を表すシリアル値を返します。 |
DATEVALUE | 文字列の形式で表された日付を、Microsoft Excelの組み込みの日付表示形式でシリアル値に変換して返します。 |
DAY | シリアル値に対応する日を1から31までの整数で返します。 |
DAYS | 2つの日付の間の日数を返します。 |
DAYS360 | 1年を360日として、指定した2つの日付の間の日数を返します。 |
EDATE | 開始日から起算して、指定した月だけ前あるいは後の日付に対応するシリアル値を計算します。 |
EOMONTH | 開始日から起算して、指定した月だけ前あるいは後の月の最終日に対応するシリアル値を計算します。 |
HOUR | 時刻を0(午前0時)~23(午後11時)の範囲を整数で返します。 |
ISOWEEKNUM | 指定された日付のその年におけるISO週番号を返します。 |
MINUTE | 分を0~59の範囲の整数で返します。 |
MONTH | 月を1(月)~12(月)の範囲の整数で返します。 |
NETWORKDAYS | 開始日と終了日の間にある週日の日数を計算します。 |
NETWORKDAYS.INTL | ユーザー設定の週末パラメーターを使用して、開始日と終了日の間にある週日の日数を計算します。 |
NOW | 現在の日付と時刻を表すシリアル値を返します。 |
SECOND | 秒を0~59の範囲で整数で返します。 |
TIME | 指定した時刻を表すシリアル値(0:00:00(午前12:00:00)から23:59:59(午後11:59:59)までを表す0から0.9999999の範囲の小数値)を返します。 |
TIMEVALUE | 文字列で表された時刻を、シリアル値(0(午前0時)から0.999988426(午後11時59分59秒)までの数値)に変換します。数式の入力後に、数値を時刻表示形式に設定します。 |
TODAY | 現在の日付を表すシリアル値(Excelで日付や時刻の計算で使用されるコード)を返します。 |
WEEKDAY | 日付に対応する曜日を1から7までの整数で返します。 |
WEEKNUM | 日付がその年の第何週目に当たるかを返します。 |
WORKDAY | 開始日から起算して日数で指定した日数だけ前あるいは後の日付に対応するシリアル値を計算します。 |
WORKDAY.INTL | ユーザー定義の週末パラメーターを使用して、指定した日数だけ前あるいは後の日付に対応するシリアル値を計算します。 |
YEAR | 年を1900~9999の範囲の整数で返します。 |
YEARFRAC | 開始日から終了日までの間の日数を、年を単位とする数値で表します。 |
統計
関数 | 説明 |
---|---|
AVEDEV | データ全体の平均値に対するそれぞれのデータの絶対偏差の平均を返します。引数には、数値、数値を含む名前、配列、セル参照を指定できます。 |
AVERAGE | 引数の平均値を返します。引数には、数値、数値を含む名前、配列、セル参照を指定できます。 |
AVERAGEA | 引数の平均値を返します。引数の文字列およびFALSEは0、TRUEは1と見なします。引数には、数値、名前、配列、参照を含むことができます。 |
AVERAGEIF | 特定の条件に一致する数値の平均(算術平均)を計算します。 |
AVERAGEIFS | 特定の条件に一致する数値の平均(算術平均)を計算します。 |
BETA.DIST | β確率分布関数を返します。 |
BETA.INV | 累積β確率密度関数の逆関数(BETA.DIST)を返します。 |
BINOM.DIST | 二項分布の確率を返します。 |
BINOM.DIST.RANGE | 二項分布を使用した試行結果の確率を返します。 |
BINOM.INV | 累積二項分布の値が基準値以上になるような最小の値を返します。 |
CHISQ.DIST | カイ2乗分布の左側確率の値を返します。 |
CHISQ.DIST.RT | カイ2乗分布の右側確率の値を返します。 |
CHISQ.INV | カイ2乗分布の左側確率の逆関数の値を返します。 |
CHISQ.INV.RT | カイ2乗分布の右側確率の逆関数の値を返します。 |
CHISQ.TEST | 統計と自由度に対するカイ2乗分布から値を抽出して返します。 |
CONFIDENCE.NORM | 正規分布を使用して、母集団の平均に対する信頼区間を求めます。 |
CONFIDENCE.T | スチューデントのT分布を使用して、母集団の平均に対する信頼区間を求めます。 |
CORREL | 2つの配列の相関係数を返します。 |
COUNT | 範囲内の、数値が含まれるセルの個数を返します。 |
COUNTA | 範囲内の、空白でないセルの個数を返します。 |
COUNTBLANK | 範囲に含まれる空白セルの個数を返します。 |
COUNTIF | 指定された範囲に含まれるセルのうち、検索条件に一致するセルの個数を返します。 |
COUNTIFS | 特定の条件に一致するセルの個数を返します。 |
COVARIANCE.P | 母集団の共分散を返します。共分散とは、2組の対応するデータ間での標準偏差の積の平均値です。 |
COVARIANCE.S | 標本の共分散を返します。共分散とは、2組の対応するデータ間での標準偏差の積の平均値です。 |
DEVSQ | 標本の平均値に対する各データの偏差の平方和を返します。 |
EXPON.DIST | 指数分布関数を返します。 |
F.DIST | (左側)F確率分布を返します。 |
F.DIST.RT | (右側)F確率分布を返します。 |
F.INV | (左側)F確率分布の逆関数を返します。 |
F.INV.RT | (右側)F確率分布の逆関数を返します。 |
F.TEST | F-検定の結果を返します。F-検定により、配列1と配列2とのデータのばらつきに有意な差が認められない両側確率が返されます。 |
FISHER | フィッシャー変換の結果を返します。 |
FISHERINV | フィッシャー変換の逆関数を返します。y=FISHER(x)であるとき、FISHERINV(y)=xという関係が成り立ちます。 |
FORECAST | 既知の値を使用し、線形トレンドに沿って将来の値を予測します。 |
FORECAST.ETS | 指数平準化法を使用して、今後の指定の目標期日における予測値を返します。 |
FORECAST.ETS.CONFINT | 指定の目標期日における予測値の信頼区間を返します。 |
FORECAST.ETS.SEASONALITY | Microsoft Excelが指定の時系列に対して検出する繰り返しパターンの長さを返します。 |
FORECAST.ETS.STAT | 予測のために要求された統計を返します。 |
FORECAST.LINEAR | 既知の値を使用し、線形トレンドに沿って将来の値を予測します。 |
FREQUENCY | 範囲内でのデータの度数分布を、垂直配列で返します。返された配列要素の個数は、区間配列の個数より1つだけ多くなります。 |
GAMMA | ガンマ関数値を返します。 |
GAMMA.DIST | γ分布関数の値を返します。 |
GAMMA.INV | γ累積分布の逆関数の値を返します。つまり、確率=GAMMA.DIST(x,…)であるとき、GAMMA.INV(確率,…)=xとなるようなxの値を返します。 |
GAMMALN | γ関数G(x)の自然対数を返します。 |
GAMMALN.PRECISE | γ関数G(x)の自然対数を返します。 |
GAUSS | 標準正規分布の累積分布関数より小さい0.5を返します。 |
GEOMEAN | 正の数からなる配列またはセル範囲のデータの幾何平均を返します。 |
GROWTH | 既知のデータポイントに対応する指数トレンドの数値を返します。 |
HARMEAN | 正の数からなるデータの調和平均を返します。調和平均は、逆数の算術平均(相加平均)に対する逆数として定義されます。 |
HYPGEOM.DIST | 超幾何分布を返します。 |
INTERCEPT | 既知のxと既知のyを通過する線形回帰直線の切片を計算します。 |
KURT | 引数として指定したデータの尖度を返します。 |
LARGE | データの中から、指定した順位番目に大きな値を返します。 |
LINEST | 最小二乗法を使って直線を当てはめることで、既知のデータポイントに対応する線形トレンドを表す補正項を計算します。 |
LOGEST | 既知のデータポイントに対応する指数曲線を表す補正項を計算します。 |
LOGNORM.DIST | xの対数正規分布の確率を返します。ln(x)は、平均と標準偏差を引数にする正規型分布になります。 |
LOGNORM.INV | xの対数正規型の累積分布関数の逆関数の値を返します。ln(x)は平均と標準偏差を引数にする正規型分布になります。 |
MAX | 引数の最大値を返します。論理値および文字列は無視されます。 |
MAXA | 引数の最大値を返します。論理値や文字列も対象となります。 |
MAXIFS | 所定の条件または基準により指定されたセル間の最大値を返します。 |
MEDIAN | 引数リストに含まれる数値のメジアン(中央値)を返します。 |
MIN | 引数の最小値を返します。論理値および文字列は無視されます。 |
MINA | 引数の最小値を返します。論理値および文字列も対象となります。 |
MINIFS | 所定の条件または基準により指定されたセル間の最小値を返します。 |
MODE.MULT | 最も頻繁に出現する垂直配列、または指定の配列かデータ範囲内で反復的に出現する値を返します。水平配列の場合は、=TRANSPOSE(MODE.MULT(数値1,数値2,…))を使用します。 |
MODE.SNGL | 配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する値(最頻値)を返します。 |
NEGBINOM.DIST | 負の二項分布の確率関数を値を返します。試行の成功率が一定のとき、成功数で指定した回数の試行が成功する前に、失敗数で指定した回数の試行が失敗する確率です。 |
NORM.DIST | 指定した平均と標準偏差に対する正規分布の値を返します。 |
NORM.INV | 指定した平均と標準偏差に対する正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 |
NORM.S.DIST | 標準正規分布を返します。この分布は、平均が0で標準偏差が1である正規分布に対応します。 |
NORM.S.INV | 標準正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。この分布は、平均が0で標準偏差が1である正規分布に対応します。 |
PEARSON | ピアソンの積率相関係数rの値を返します。 |
PERCENTILE.EXC | 配列に含まれる値のk番目の百分位を返します。kには、0より大きく1より小さい値を指定します。 |
PERCENTILE.INC | 配列に含まれる値のk番目の百分位を返します。kには、0以上1以下の値を指定します。 |
PERCENTRANK.EXC | 値xの配列内での順位を百分率(0より大きく1より小さい)で表した値を返します。 |
PERCENTRANK.INC | 値xの配列内での順位を百分率(0以上1以下)で表した値を返します。 |
PERMUT | 指定した数の対象から、指定された数だけ抜き取る場合の順列の数を返します。 |
PERMUTATIONA | 指定した数の対象(反復あり)から、指定された数だけ抜き取る場合の順列の数を返します。 |
PHI | 標準正規分布の密度関数の値を返します。 |
POISSON.DIST | ポワソン分布の値を返します。 |
PROB | 指定した範囲内の値が、上限と下限で指定される範囲に含まれる確率を返します。 |
QUARTILE.EXC | 0より大きく1より小さい百分位値に基づいて、配列に含まれるデータから四分位数を返します。 |
QUARTILE.INC | 0以上1以下の百分位値に基づいて、配列に含まれるデータから四分位数を返します。 |
RANK.AVG | 順序に従って範囲内の数値を並び替えたとき、数値が何番目に位置するかを返します。複数の数値が同じ順位にある場合は、順位の平均を返します。 |
RANK.EQ | 順序に従って範囲内の数値を並び替えたとき、数値が何番目に位置するかを返します。複数の数値が同じ順位にある場合は、その値の中の最上位を返します。 |
RSQ | 指定されたデータポイントからピアソンの積率相関係数の2乗を返します。 |
SKEW | 分布の歪度(ひずみ)を返します。歪度とは、分布の平均値周辺での両側の非対称度を表す値です。 |
SKEW.P | 人口に基づく分布の歪度(ひずみ)を返します。歪度とは、分布の平均値周辺での両側の非対称度を表す値です。 |
SLOPE | 指定されたデータポイントから線形回帰直線の傾きを返します。 |
SMALL | データの中から、指定した順位番目に小さな値を返します。 |
STANDARDIZE | 平均と標準偏差で決定される分布を対象に、正規化された値を返します。 |
STDEV.P | 引数を母集団全体であると見なして、母集団の標準偏差を返します。論理値、および文字列は無視されます。 |
STDEV.S | 標本に基づいて予測した標準偏差を返します。標本内の論理値、および文字列は無視されます。 |
STDEVA | 論理値や文字列を含む標本に基づいて、予測した標準偏差を返します。文字列および論理値FALSEは値0、論理値TRUEは1と見なされます。 |
STDEVPA | 論理値や文字列を含む引数を母集団と見なして、母集団の標準偏差を返します。文字列および論理値FALSEは値0、論理値TRUEは1と見なされます。 |
STEYX | 回帰において、xに対して予測された値yの標準誤差を返します。 |
T.DIST | 左側のスチューデントのt-分布を返します。 |
T.DIST.2T | 両側のスチューデントのt-分布を返します。 |
T.DIST.RT | 右側のスチューデントのt-分布を返します。 |
T.INV | スチューデントのt-分布の左側逆関数を返します。 |
T.INV.2T | スチューデントのt-分布の両側逆関数を返します。 |
T.TEST | スチューデントのt検定に関連する確率を返します。 |
TREND | 最小二乗法を使用することで、既知のデータポイントに対応する線形トレンドの数値を返します。 |
TRIMMEAN | データ全体の上限と下限から一定の割合のデータを切り落とし、残りの項の平均値を返します。 |
VAR.P | 引数を母集団全体と見なし、母集団の分散(標本分散)を返します。論理値、および文字列は無視されます。 |
VAR.S | 標本に基づいて母集団の分散の推定値(不偏分散)を返します。標本内の論理値、および文字列は無視されます。 |
VARA | 標本に基づく、分散の予測値を返します。文字列および論理値FALSEは値0、論理値TRUEは値1と見なされます。 |
VARPA | 母集団全体に基づく分散を返します。文字列および論理値FALSEは値0、論理値TRUEは値1と見なされます。 |
WEIBULL.DIST | ワイブル分布の値を返します。 |
Z.TEST | z検定の片側確率のP値を返します。 |
数学/三角
関数 | 説明 |
---|---|
ABS | 数値から符号(+、-)を除いた絶対値を返します。 |
ACOS | 数値のアークコサインを返します。戻り値の角度は、0(ゼロ)~PIの範囲のラジアンとなります。アークコサインとは、そのコサインが数値であるような角度のことです。 |
ACOSH | 数値の双曲線逆余弦を返します。 |
ACOT | 数値の逆余接を返します。戻り値の角度は、0~Piの範囲のラジアンとなります。 |
ACOTH | 数値の逆双曲線余接を返します。 |
AGGREGATE | リストまたはデータベースの集計値を返します。 |
ARABIC | ローマ数字をアラビア数字に変換します。 |
ASIN | 数値のアークサインを返します。戻り値の角度は、-PI/2~PI/2の範囲のラジアンとなります。 |
ASINH | 数値の双曲線逆正弦を返します。 |
ATAN | 数値のアークタンジェントを返します。戻り値の角度は、-PI/2~PI/2の範囲のラジアンとなります。 |
ATAN2 | 指定されたx-y座標のアークタンジェントを返します。戻り値の角度は、-PIからPI(ただし-PIを除く)の範囲のラジアンとなります。 |
ATANH | 数値の双曲線逆正接を返します。 |
BASE | 数値を特定の基数(底)を持つテキスト表現に変換します。 |
CEILING.MATH | 数値を最も近い整数、または最も近い基準値の倍数に切り上げます。 |
COMBIN | すべての項目から指定された個数を選択するときの組み合わせの数を返します。 |
COMBINA | すべての項目から指定された個数を選択するときの組み合わせ(反復あり)の数を返します。 |
COS | 角度のコサインを返します。 |
COSH | 数値の双曲線余弦を返します。 |
COT | 角度の余接を返します。 |
COTH | 数値の双曲線余接を返します。 |
CSC | 角度の余割を返します。 |
CSCH | 角度の双曲線余割を返します。 |
DECIMAL | 指定された底の数値のテキスト表現を10進数に変換します。 |
DEGREES | ラジアンで表された角度を度に変更します。 |
EVEN | 指定した数値をもっとも近い偶数に切り上げた値を返します。 |
EXP | eを底とする数値のべき乗を返します。 |
FACT | 数値の階乗を返します。数値の階乗は、1~数値の範囲にある整数の積です。 |
FACTDOUBLE | 数値の二重階乗を計算します。 |
FLOOR.MATH | 数値を最も近い整数、または最も近い基準値の倍数に切り下げます。 |
GCD | 指定した数値の最大公約数を計算します。 |
INT | 切り捨てて整数にした数値を返します。 |
LCM | 指定した整数の最小公倍数を計算します。 |
LN | 数値の自然対数を返します。 |
LOG | 指定された数を底とする数値の対数を返します。 |
LOG10 | 引数の常用対数を返します。 |
MDETERM | 配列の行列式を返します。 |
MINVERSE | 配列の逆行列を返します。 |
MMULT | 2つの配列の積を返します。計算結果は、行数が配列1と同じで、列数が配列2と同じ配列になります。 |
MOD | 数値を除算した剰余を返します。 |
MROUND | 指定した値の倍数になるように数値の切り上げあるいは切り捨てを行います。 |
MULTINOMIAL | 指定された数値の和の階乗と、指定された数値の階乗の積との比を計算します。 |
MUNIT | 指定された次元の単位行列を返します。 |
ODD | 正の数値を切り上げ、負の数値を切り捨てて、最も近い奇数にします。 |
PI | 円周率π(3.14159265358979)を返します。 |
POWER | 数値を累乗した値を返します。 |
PRODUCT | 引数の積を返します。 |
QUOTIENT | 除算の商の整数部を返します。 |
RADIANS | 度単位で表された角度をラジアンに変換した結果を返します。 |
RAND | 0以上1より小さい乱数を発生させます。再計算されるたびに、新しい乱数が返されます。 |
RANDARRAY | 0~1の範囲の乱数を配列で返します。 ただし、入力する行と列の数、最小値と最大値、および整数または小数の値を返すかどうかを指定することができます。 |
RANDBETWEEN | 指定された範囲で一様に分布する整数の乱数を返します。 |
ROMAN | アラビア数字を、ローマ数字を表す文字列に変換します。 |
ROUND | 数値を指定した桁数に四捨五入した値を返します。 |
ROUNDDOWN | 数値を切り捨てます。 |
ROUNDUP | 数値を切り上げます。 |
SEC | 角度の正割を返します。 |
SECH | 角度の双曲線正割を返します。 |
SEQUENCE | 1、2、3、4など、配列内の連続した数値の一覧を生成します。 |
SERIESSUM | べき級数の和を計算します。 |
SIGN | 数値の正負を返します。戻り値は、数値が正の数のときは1、0のときは0、負の数のときは-1となります。 |
SIN | 角度のサインを返します。 |
SINH | 数値の双曲サインを返します。 |
SQRT | 数値の正の平方根を返します。 |
SQRTPI | 数値xπの平方根の値を計算します。 |
SUBTOTAL | リストまたはデータベースの集計値を返します。 |
SUM | セル範囲に含まれる数値をすべて合計します。 |
SUMIF | 指定された検索条件に一致するセルの値を合計します。 |
SUMIFS | 特定の条件に一致する数値の合計を求めます。 |
SUMPRODUCT | 範囲または配列の対応する要素の積を合計した結果を返します。 |
SUMSQ | 引数の2乗の和(平方和)を返します。引数には、数値、数値を含む名前、配列、セル参照を指定できます。 |
SUMX2MY2 | 2つの配列で対応する配列要素の平方差を合計します。 |
SUMX2PY2 | 2つの配列の対応する値の積を合計した結果を返します。 |
SUMXMY2 | 2つの配列で対応する配列要素の差を2乗し、さらにその合計を返します。 |
TAN | 角度のタンジェントを返します。 |
TANH | 数値の双曲タンジェントを返します。 |
TRUNC | 数値の小数部を切り捨てて、整数または指定した桁数に変換します。 |
情報
関数 | 説明 |
---|---|
CELL | シートの読み取り順で、参照の最初のセルの書式設定、位置、内容に関する情報を返します。 |
ERROR.TYPE | Excelのエラー値に対応する数値を返します。 |
INFO | 使用中のオペレーションシステムに関する情報を返します。 |
ISBLANK | セルの内容が空白の場合にTRUEを返します。 |
ISERR | セルの内容が#N/A以外のエラー値(#VALUE!、#REF!、#DIV/0!、#NUM!、#NAME?、または#NULL!)の場合にTRUEを返します。 |
ISERROR | セルの内容がエラー値(#N/A、#VALUE!、#REF!、#DIV/0!、#NUM!、#NAME?、または#NULL!)の場合にTRUEを返します。 |
ISEVEN | 引数に指定した数値が偶数のときTRUEを返し、奇数のときFALSEを返します。 |
ISFORMULA | 参照が数式を含むセルに対するものかどうかを確認し、TRUEまたはFALSEを返します。 |
ISLOGICAL | セルの内容が理論値(TRUEまたはFALSE)の場合にTRUEを返します。 |
ISNA | セルの内容がエラー値#N/Aの場合にTRUEを返します。 |
ISNONTEXT | セルの内容が文字列以外の値(空白セルも対象)である場合に、TRUEを返します。 |
ISNUMBER | セルの内容が数値の場合にTRUEを返します。 |
ISODD | 引数に指定した数値が奇数のときTRUEを返し、偶数のときFALSEを返します。 |
ISREF | セルの内容が参照である場合にTRUEを返します。 |
ISTEXT | セルの内容が文字列である場合にTRUEを返します。 |
N | 非数値を数値に、日付をシリアル値に、TRUEの場合は1に、それ以外の場合は0に変換します。 |
NA | エラー値#N/A(値が無効)を返します。 |
PHONETIC | ふりがなの文字列を取り出します。 |
SHEET | 参照されるシートのシート番号を返します。 |
SHEETS | 参照されるシート数を返します。 |
TYPE | 値のデータタイプを表す数値(数値=1、文字列=2、論理値=4、エラー値=16、配列=64)を返します。 |
検索/行列
関数 | 説明 |
---|---|
ADDRESS | 指定したセルの参照を文字列の形式で返します。 |
AREAS | 参照内の領域の個数を返します。連続したセル範囲、または1つのセルが領域とみなされます。 |
CHOOSE | インデックスを使って、引数リストから特定の値または動作を1つ選択します。 |
COLUMN | 参照の列番号を返します。 |
COLUMNS | 配列または参照の列数を返します。 |
FIELDVALUE | 指定したレコードのフィールドから値を抽出します。 |
FILTER | フィルターは定義した条件に基づいたデータ範囲です。 |
FORMULATEXT | 数式を文字列として返します。 |
GETPIVOTDATA | ピボットテーブルに保存されているデータを取得します。 |
HLOOKUP | 指定したテーブルまたは配列の先頭行で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。 |
HYPERLINK | ハードディスク、ネットワークサーバー、またはインターネット上に格納されているドキュメントを開くために、ショートカットまたはジャンプを作成します。 |
INDEX | 指定された行と列が交差する位置にある値またはセルの参照を返します。 |
INDIRECT | 指定される文字列への参照を返します。 |
LOOKUP | 1行または1列のみのセル範囲、または配列に含まれる値を返します。この関数は旧バージョンとの互換性を維持するためのものです。 |
MATCH | 指定された照合の種類に従って検査範囲内を検索し、検査値と一致する要素の、配列内での相対的な位置を表す数値を返します。 |
OFFSET | 指定した参照から指定した行数、列数の範囲への参照を返します。 |
ROW | 参照の行番号を返します。 |
ROWS | 参照、または配列に含まれる行数を返します。 |
RTD | COMオートメーションをサポートするプログラムからリアルタイムデータを取り込みます。 |
SORT | 範囲または配列の内容を並べ替えます。 |
SORTBY | 範囲または配列の内容を、対応する範囲または配列の値に基づいて並べ替えます。 |
TRANSPOSE | 配列の縦方向と横方向のセル範囲の変換を行います。 |
UNIQUE | 一覧表または範囲内から重複データを削除した一覧を返します。 |
VLOOKUP | 指定された範囲の1列目で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。テーブルは昇順で並び替えておく必要があります。 |
XLOOKUP | 範囲または配列を検索し、見つかった最初の一致に対応する項目を返します。 一致が存在しない場合、XLOOKUP は最も近い (概算) 一致を返すことができます。 |
XMATCH | 配列またはセル範囲内の項目の相対的な位置を返します。 |
論理
関数 | 説明 |
---|---|
AND | すべての引数がTRUEのとき、TRUEを返します。 |
IF | 論理式の結果(TRUEかFALSE)に応じて、指定された値を返します。 |
IFERROR | 式がエラーの場合は、エラーの場合の値を返します。エラーでない場合は、式の値自体を返します。 |
IFNA | 式が#N/Aに解決される場合に指定する値を返します。それ以外の場合は、式の結果を返します。 |
IFS | 1つ以上の条件が満たされるかどうかを確認し、最初の真条件に対応する値を返します。 |
NOT | 引数がFALSEの場合はTRUE、TRUEの場合はFALSEを返します。 |
OR | いずれかの引数がTRUEのとき、TRUEを返します。引数がすべてFALSEである場合は、FALSEを返します。 |
SWITCH | 値の一覧で式を評価し、最初に一致する値に対応する結果が返されます。一致しない場合は、任意の既定値が返されます。 |
XOR | すべての引数の排他的論理和を返します。 |
財務
関数 | 説明 |
---|---|
ACCRINT | 利息が定期的に支払われる有価証券に対する未収利息を計算します。 |
ACCRINTM | 利息が満期日に支払われる有価証券に対する未収利息を計算します。 |
AMORDEGRC | 各会計期における減価償却費を返します。 |
AMORLINC | 各会計期における減価償却費を返します。 |
COUPDAYBS | 利払期間の第1日目から受渡日までの日数を計算します。 |
COUPDAYS | 受渡日を含む利払期間の日数を計算します。 |
COUPDAYSNC | 受渡日から次の利払日までの日数を計算します。 |
COUPNCD | 受渡日後の次の利払日を計算します。 |
COUPNUM | 受渡日と満期日の間の利息支払回数を計算します。 |
COUPPCD | 受渡日の前の最後の利払日を計算します。 |
CUMIPMT | 開始から終了までの貸付期間内で支払われる利息の累計額を計算します。 |
CUMPRINC | 開始から終了までの貸付期間内で支払われる元金の累計額を計算します。 |
DB | 定率法を使って計算した資産の減価償却を返します。 |
DDB | 倍率逓減法または指定したその他の方式を使って、計算した資産の減価償却を返します。 |
DISC | 証券に対する割引率を計算します。 |
DOLLARDE | 分数として表現されているドル単位の価格を、10進数を使った数値に変換します。 |
DOLLARFR | 10進数として表現されているドル単位の価格を、分数を使った数値に変換します。 |
DURATION | 定期的に利子が支払われる証券の年間のマコーレー係数を計算します。 |
EFFECT | 実質金利の計算をします。 |
FV | 一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、投資の将来価値を返します。 |
FVSCHEDULE | 投資期間内の一連の金利を福利計算することにより、初期投資の元金の将来価値を計算します。 |
INTRATE | 全額投資された証券を対象に、その利率を計算します。 |
IPMT | 一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、投資期間内の指定された期に支払われる金利を返します。 |
IRR | 一連の定期的なキャッシュフローに対する内部収益率を返します。 |
ISPMT | 投資期間内の指定された期に支払われる金利を返します。 |
MDURATION | 額面価格を$100と仮定して、証券に対する修正マコーレー係数を計算します。 |
MIRR | 投資原価と現金の再投資に対する受取利率(危険利率)の両方を考慮して、一連の定期的なキャッシュフローに対する内部収益率を返します。 |
NOMINAL | 預金などの名目上の年利を計算します。 |
NPER | 一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、ローンの支払回数を返します。 |
NPV | 投資の正味現在価値を、割引率、将来行われる一連の支払い(負の値)、およびその収益(正の値)を使って算出します。 |
ODDFPRICE | 投資期間の第1期が半端な日数のとき、対象となる証券の額面$100に対する価値を計算します。 |
ODDFYIELD | 投資期間の第1期が半端な日数のとき、対象となる証券の利回りを計算します。 |
ODDLPRICE | 投資期間の最終期が半端な日数のとき、対象となる証券の額面$100に対する価格を計算します。 |
ODDLYIELD | 投資期間の最終期が半端な日数のとき、対象となる証券の利回りを計算します。 |
PDURATION | 投資が指定した価値に達するまでの投資期間を返します。 |
PMT | 一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、ローンの定期支払額を算出します。 |
PPMT | 一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、投資の指定した期に支払われる元金を返します。 |
PRICE | 定期的に利息が支払われる証券の額面$100に対する価格を計算します。 |
PRICEDISC | 割引証券の額面$100に対する価格を計算します。 |
PRICEMAT | 受渡日に利息が支払われる証券の額面$100に対する価格を計算します。 |
PV | 投資の現在価値を返します。現在価値とは、将来行われる一連の支払いを、現時点で一括払いした場合の合計金額のことをいいます。 |
RATE | ローンまたは投資の1期間あたりの利率を指定します。たとえば、年率6%のローンを四半期払いで返済する場合、利率には6%/4=1.5(%)を指定します。 |
RECEIVED | 全額投資された証券を対象に、満期日における償還価額を計算します。 |
RRI | 投資の成長に対する等価利率を返します。 |
SLN | 資産に対する減価償却を定額法を使って計算し、その結果を返します。 |
SYD | 資産に対する減価償却を級数法を使って計算し、その結果を返します。 |
TBILLEQ | 米国財務省短期証券(TB)の債券相当の利回りを計算します。 |
TBILLPRICE | 米国財務省短期証券(TB)の額面価格$100に対する価格を計算します。 |
TBILLYIELD | 米国財務省短期証券(TB)の利回りを計算します。 |
VDB | 倍額定率法または指定された方法を使用して、特定の期における資産の減価償却費を返します。 |
XIRR | 一連のキャッシュフロー(投資と収益の金額)に基づいて、投資の内部利益率を計算します。 |
XNPV | 一連のキャッシュフロー(投資と収益の金額)に基づいて、投資の正味現在価値を計算します。 |
YIELD | 定期的に利息が支払われる証券の利回りを計算します。 |
YIELDDISC | 米国財務省短期証券(TB)などの割引債の年利回りを計算します。 |
YIELDMAT | 満期日に利息が支払われる証券を対象に、年利回りを計算します。 |
互換性
関数 | 説明 |
---|---|
BETADIST | 累積β確率密度関数を返します。 |
BETAINV | 累積β確率密度関数の逆関数を返します。 |
BINOMDIST | 二項分布の確率を返します。 |
CEILING | 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り上げます。 |
CHIDIST | カイ2乗分布の右側確率の値を返します。 |
CHIINV | カイ2乗分布の右側確率の逆関数の値を返します。 |
CHITEST | 統計と自由度に対するカイ2乗分布から値を抽出して返します。 |
CONCATENATE | 複数の文字列を結合して1つの文字列にまとめます。 |
CONFIDENCE | 正規分布を使用して、母集団の平均に対する信頼区間を求めます。 |
COVAR | 共分散を返します。共分散とは、2組の対応するデータでの標準偏差の積の平均値です。 |
CRITBINOM | 統計と自由度に対するカイ2乗分布から値を抽出して返します。。 |
EXPONDIST | 指数分布関数を返します。 |
FDIST | (右側)F確率分布を返します。 |
FINV | F確率分布の逆関数を返します。つまり、確率=FDIST(x,…)であるとき、FINV(確率,…)=xとなるようなxの値を返します。 |
FLOOR | 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り捨てます。 |
FORCAST | 既知の値を使用し、線形トレンドに沿って将来の値を予測します。 |
FTEST | F-検定の結果を返します。F-検定により、配列1と配列2とのデータのばらつきに有意な差が認められない両側確率が返されます。 |
GAMMADIST | γ分布関数の値を返します。 |
GAMMAINV | γ累積分布の逆関数の値を返します。つまり、確率=GAMMADIST(x,…)であるとき、GAMMAINV(確率,…)=xとなるようなxの値を返します。 |
HYPGEOMDIST | 超幾何分布を返します。 |
LOGINV | xの対数正規型の累積分布関数の逆関数の値を返します。ln(x)は平均と標準偏差を引数にする正規型分布になります。 |
LOGNORMDIST | xの対数正規分布の確率を返します。ln(x)は、平均と標準偏差を引数にする正規型分布になります。 |
MODE | 配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する値(最頻値)を返します。 |
NEGBINOMDIST | 負の二項分布の確率関数の値を返します。試行の成功率が一定のとき、成功数で指定した回数の試行が成功する前に、失敗数で指定した回数の試行が失敗する確率です。 |
NORMDIST | 指定した平均と標準偏差に対する正規分布関数の値を返します。 |
NORMINV | 指定した平均と標準偏差に対する正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 |
NORMSDIST | 標準正規分布の累積分布関数の値を返します。この分布は、平均が0で標準偏差が1である正規分布に対応します。 |
NORMSINV | 標準正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。この分布は、平均が0で標準偏差が1である正規分布に対応します。 |
PERCENTILE | 配列に含まれる値のk番目の百分位を返します。 |
PERCENTRANK | 値xの配列内での順位を百分率で表した値を返します。 |
POISSON | ポワソン分布の値を返します。 |
QUARTILE | 配列に含まれる四分位数を返します。 |
RANK | 順序に従って範囲内の数値を並び替えたとき、数値が何番目に位置するかを返します。 |
STDEV | 標本に基づいて予測した標準偏差を返します。標本内の論理値、および文字列は無視されます。 |
STDEVP | 引数を母集団全体であると見なして、母集団の標準偏差を返します。論理値、および文字列は無視されます。 |
TDIST | スチューデントのt-分布を返します。 |
TINV | スチューデントのt-分布の両側逆関数を返します。 |
TTEST | スチューデントのt検定に関連する確率を返します。 |
VAR | 標本に基づいて母集団の分散の推定値(不偏分散)を返します。標本内の論理値、および文字列は無視されます。 |
VARP | 引数を母集団全体であると見なし、母集団の分散(標本分散)を返します。論理値、および文字列は無視されます。 |
WEIBULL | ワイブル分布の値を返します。 |
ZTEST | z検定の片側確率のP値を返します。 |
データベース
関数 | 説明 |
---|---|
DAVERAGE | データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの平均値を返します。 |
DCOUNT | データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの中で数値が入力されているセルの個数を返します。 |
DCOUNTA | 条件を満たすレコードの中で空白でないセルの個数を返します。 |
DGET | データベースの列から指定された条件を満たす1つのレコードを抽出します。 |
DMAX | データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの最大値を返します。 |
DMIN | データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの最小値を返します。 |
DPRODUCT | 条件を満たすデータベースレコードの指定したフィールドに入力されている数値の積を返します。 |
DSTDEV | 選択したデータベースレコードの標本を基に標準偏差を返します。 |
DSTDEVP | 条件を満たすレコードを母集団全体と見なして、母集団の標準偏差を返します。 |
DSUM | データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの合計を返します。 |
DVAR | 条件を満たすデータベースレコードの指定したフィールドに入力した値を母集団の標本とみなして、母集団の分散を返します。 |
DVARP | 条件を満たすレコードを母集団全体と見なして、母集団の分散を返します。 |
キューブ
関数 | 説明 |
---|---|
CUBEKPIMEMBER | 主要業績評価指標(KPI)プロパティを返し、セルにKPI名を表示します。 |
CUBEMEMBER | キューブからメンバーか、タプルを返します。 |
CUBEMEMBERPROPERTY | キューブからメンバープロパティを返します。 |
CUBERANKEDMEMBER | セットのn番目にランク付けされたメンバーを返します。 |
CUBESET | セット式をサーバー上のキューブに送信してセットを作成することによって、メンバーやタプルの集計されたセットを定義し、そのセットをMicrosoft Excelに返します。 |
CUBESETCOUNT | セットの項目数を取得します。 |
CUBEVALUE | キューブから取得された集計値を返します。 |
エンジニアリング
関数 | 説明 |
---|---|
BESSELI | 修正ベッセル関数In(x)を返します。 |
BESSELJ | ベッセル関数Jn(x)を返します。 |
BESSELK | 修正ベッセル関数Kn(x)を返します。 |
BESSELY | ベッセル関数Yn(x)を返します。 |
BIN2DEC | 2進数を10進数に変換します。 |
BIN2HEX | 2進数を16進数に変換します。 |
BIN2OCT | 2進数を8進数に変換します。 |
BITAND | 2つの数値のビット単位の’And’を返します。 |
BITLSHIFT | 左に移動数ビット移動する数値を返します。 |
BITOR | 2つの数値のビット単位の’Or’を返します。 |
BITRSHIFT | 右に移動数ビット移動する数値を返します。 |
BITXOR | 2つの数値のビット単位の’Exclusive Or’を返します。 |
COMPLEX | 指定した実数係数および虚数係数を複素数に変換します。 |
CONVERT | 数値の単位を変換します。 |
DEC2BIN | 10進数を2進数に変換します。 |
DEC2HEX | 10進数を16進数に変換します。 |
DEC2OCT | 10進数を8進数に変換します。 |
DELTA | 2つの値が等しいかどうかを判別します。 |
ERF | 誤差関数の積分値を返します。 |
ERF.PRECISE | 誤差関数の積分値を返します。 |
ERFC | 相補誤差関数の積分値を返します。 |
ERFC.PRECISE | 相補誤差関数の積分値を返します。 |
GESTEP | しきい値より大きいか小さいかの判定をします。 |
HEX2BIN | 16進数を2進数に変換します。 |
HEX2DEC | 16進数を10進数に変換します。 |
HEX2OCT | 16進数を8進数に変換します。 |
IMABS | 複素数の絶対値を計算します。 |
IMAGINARY | 複素数の虚部の係数を返します。 |
IMARGUMENT | 複素数を極形式で表現した場合の編角θの値をラジアンを単位として計算します。 |
IMCONJUGATE | 複素数の共役複素数を文字列として返します。 |
IMCOS | 複素数のコサインを返します。 |
IMCOSH | 複素数の双曲線余弦を返します。 |
IMCOT | 複素数の余接を返します。 |
IMCSC | 複素数の余割を返します。 |
IMCSCH | 複素数の双曲線余割を返します。 |
IMDIV | 2つの複素数を割り算しその商を返します。 |
IMEXP | 複素数のべき乗を返します。 |
IMLN | 複素数の自然対数(eを底とする対数)を計算します。 |
IMLOG10 | 複素数の10を底とする対数を返します。 |
IMLOG2 | 複素数の2を底とする対数を返します。 |
IMPOWER | 複素数を底として複素数の整数乗を計算します。 |
IMPRODUCT | 1~255個の複素数の積を計算します。 |
IMREAL | 複素数の実数係数を返します。 |
IMSEC | 複素数の正割を返します。 |
IMSECH | 複素数の双曲線正割を返します。 |
IMSIN | 複素数のサインを返します。 |
IMSINH | 複素数の双曲線正弦を返します。 |
IMSQRT | 複素数の平方根を返します。 |
IMSUB | 2つの複素数の差を返します。 |
IMSUM | 2つ以上の複素数の和を計算します。 |
IMTAN | 複素数の正接を返します。 |
OCT2BIN | 8進数を2進数に変換します。 |
OCT2DEC | 8進数を10進数に変換します。 |
OCT2HEX | 8進数を16進数に変換します。 |
Web
関数 | 説明 |
---|---|
ENCODEURL | URLにエンコードされた文字列を返します。 |
FILTERXML | 指定されたXPathに従って、XMLコンテンツの特定データを返します。 |
WEBSERVICE | Webサービスからデータを返します。 |
あとがき
すべての関数を覚えるのは現実的ではないので、まずはよく利用する関数を使いこなせるようになるのが良いと思います。
それだけでも、計算やデータ処理を格段に効率よく行うことができます。
ご活用あれ。