Webを閲覧していると、ショッピングページなどで商品の評価を「★★★☆☆」のように、記号の数で表現している場合があります。
数値を記号の数で表現すると、数値だけの場合よりも直感的に把握できて便利ですが、この表現方法、Excel(エクセル)でも「REPT」関数を利用することで実現できます。
そこでここでは、Excel(エクセル)のREPT関数を使って、数値を記号の数で表現するテクニックを紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 20H2 |
Microsoft Excel for Microsoft 365 | 16.0.13426.20120 |
REPT関数とは
REPT関数は、指定した回数だけ文字列を繰り返し表示する関数で、書式は次のとおりです。
=REPT(文字列,繰り返し回数)
1つ目の引数の「文字列」には、繰り返し表示させたい文字列が入力されたセルや、文字列そのものを直接入力して指定し、文字列を直接入力するときは「""」(ダブルクォーテーションで囲んで入力します。
2つ目の引数の「繰り返し回数」には、1つ目の引数で指定した文字列を何回繰り返すかを指定します。
数値を記号で表現する
では、実際に以下の表のB列に入力されている数値(5段階)を、REPT関数を使ってC列に記号「★」で表現してみます。
B2セルの値をC2セルに「★」の数で表すには、C2セルに次のように数式を入力します。
=REPT("★",B2)
あとは、C列の他のセルに数式をコピーすれば、B列の値をC列に「★」を使って表現できました。
もう一工夫加えるとすれば「★」と「☆」を使って、たとえば5段階中「4」の評価の場合に「★★★★☆」と表現することもできます。
その場合は、次のように数式を入力します。
=REPT("★",B2) & REPT("☆",5-B2)
上の数式では、右側の「REPT("☆",5-B2)」で☆の数を求めて、二つの数式の値を「&」を使って連結しています。
これで、より分かりやすく表現できます。
あとがき
段階評価などは、数値だけで表現されていると、パッと見ただけでは分かりにくいことがありますが、グラフを作成するほどでない場合は、数値を記号で表現すれば分かりやすくできますよ。
ご活用あれ。