Word(ワード)で文書を作成していると、文字列や段落に書式を設定するときなどに、文字列や段落を選択することがよくあります。
文字列や段落の選択方法には、マウスドラッグで選択する一般的な方法以外にも、離れた場所の文字列を選択したり、矩形選択する方法などがあり、選択方法を使い分けることで文書編集を効率化できます。
そこでここでは、Word(ワード)で文字列や段落を選択する4つの方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 20H2 |
Microsoft Word for Microsoft 365 | 16.0.13426.20308 |
一般的な文字列/段落の選択方法
文字列の選択方法
文字列を選択したいときは、文字列の始点から終点までをマウスのドラッグで選択する方法や、単語をダブルクリックして選択する方法が最も一般的でしょう。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
行単位で選択したい場合は、行の左側をクリックすることで行全体を選択できます。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
キーボードの場合は「Shift」キーを押したまま、矢印キーを押して選択したり、「Shift」キーと「Ctrl」キーを押したまま、矢印キーを押して、単語単位で選択する方法があります。
段落の選択方法
段落を選択したいときは、段落の左側をダブルクリックすることで、段落全体を選択できます。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
文字列を選択するときのように、段落全体の文字範囲をドラッグして、段落を選択することもできます。
離れた場所にある文字列や段落を選択する
離れた場所にある文字列や段落を選択するときは、1か所を選択したあとに、「Ctrl」キーを押しながら他の場所を選択することで、離れた場所にある文字列や段落を選択することができます。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
広い範囲を選択する
数ページに渡るような広い範囲を選択したいときは「Shift」キーとマウスを併用して選択します。
まず、選択したい範囲の先頭をクリックしてカーソルを置いた状態で、範囲の末尾までスクロールし「Shift」キーを押した状態で末尾をクリックします。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
以上で、広い範囲でもカンタンに選択できます。
なお、範囲の末尾部分を変更したいときは、「Shift」キーを押したまま、別の場所をクリックすれば範囲を調節することができます。
文書全体を選択するときは「ホーム」タブの「選択」から「すべて選択」をクリックする方法や、「Ctrl」キーを押したまま文書の左側をクリックする方法、「Ctrl+A」キーを押して選択する方法があります。
矩形(四角形)の範囲を選択する
以外に便利なのが、段落に関係なく矩形(四角形)の範囲を選択できる「ブロック選択」です。
ブロック選択するには「Alt」キーを押したまま、始点から終点へドラッグします。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
以上で、段落に関係なく指定した範囲の矩形(四角形)を選択できます。
あとがき
特定の文字列や段落に書式を設定するために、文字列や段落を選択することはよくあるので、ここで紹介している選択方法を覚えておけば、作業効率もアップするでしょう。